100m走男子の体型が変わってきてるらしいって話

こんにちは、しげたです。

今日で東京オリンピックが終わっちゃうんだと少し寂しい気持ちになりました。選手の皆様、運営に従事した方々、大変お疲れさまです。

大変楽しくオリンピックを観戦させていただきました。

女子バレーとか最高でしたよね!何が最高とは言いませんがとっても良かったですね!!

 今回オリンピックを観戦しているときには気づかなかったのですけれども、堀江さんのニュースレターを読んで確かにそうだったかもしれないと思い、また違う視点で観戦できたことがとても面白かったです。

何がというとですね、短距離選手の体系が変わってきているというのです。

ほんまかいなと思うかもしれませんのでもう一回観てください。

100m男子の今回の金メダリストのジェイコブスさんと北京オリンピック金メダリストのベンジョンソンさんを比べてみると明らかに違います。

タイムは一緒で9.79秒です。・・・実に面白い・・・。

ベンさんの体系はザ☆筋肉!といった感じでそのスジのかたが見たら大変悦びそうな造形をほこっています。

一方、ジェイコブスさんはというと、言い方は悪いですがぶっちゃけそんなに速くなさそうです。

すみません!!たたかないでください!!!落ち着いてください!!

ここで議論になるのは、そんなに筋肉量いらないのでは?ということだと思います。

一見すると発達してる人と発達してない人がタイム一緒だから発達してなくてもいいんじゃね?って感じなんですけど

僕はそうは思いません。

もうちょっとよく観察すると

ベンさんは上半身がとてもよく発達していて下半身はケツは薄く大腿が太いです。

一方ジェイコブスさんは上半身はそこそこ発達していて、下半身はケツが異様にデカく大腿はそんなに太くないように見えます。

見比べてわかるんですけどどちらもどこかしら強そうなわけです。

じゃあ全部必要じゃない?と疑問をもつとおもうのでスピードが速くなるためには何が必要なのか見ていきましょう。

 速く走るためには、ストライド頻度、ストライド長、腕の前後の振りの能力が必要です。

これらの三つの能力を高くすればスピードは速くなると言われています。

これらの能力を細かく見ていきましょう。

腕の前後の振りについてですが、この運動からは推進力が生まれるので必要なものであるといえます、

実際に地面にお尻をつけた状態で腕を前後に思いっきり振ってみてください、前に進むのでびっくりすると思います。

この運動は肩関節の屈曲、伸展がメインなので三角筋、上腕三頭筋、上腕二頭筋が使われます。

次にストライド長ですね、

ストライド長とは歩幅です、歩幅が広ければ広いほど一歩で進む距離は長くなります、

股関節の前後の柔軟性が重要です。

最後にストライド頻度です。

ストライド頻度は脚を前後に動かす速さとでもいえばいいのでしょうか、難しいです。

この運動は股関節の屈曲伸展ですので、殿筋群、ハムスト、腸腰筋、中間広筋が使われます。

こんな感じです。

以上の三つの能力で筋肉量の要素が入っているのはストライド頻度と腕の前後運動です。

ここまでをまとめると腕周りと脚周りが発達してる選手はスピードが速いと推測できます。

ここでまたベンさんとジェイコブスさんの身体の特徴を見ていきましょう。

やはり双方、腕周りと脚周りは素晴らしいですね。

腕周りについてはベンさん圧勝ですね、腕からつくられる推進力は半端なさそうです。

ジェイコブスさんもなかなか発達しています。

脚周りはどちらも甲乙つけがたいですが屈曲伸展の観点からみるとジェイコブさんの圧勝なのではないでしょうか

ベンさんはケツが薄く、大腿四頭筋が発達しています、大腿四頭筋は股関節の屈曲伸展にはあまり関与していないのでポイントには入りませんね、脚周りはあまりよくないといえるのではないでしょうか。

一方ジェイコブスさんはケツが異様に大きいですが大腿はあまり太くないように感じます、ストライド頻度を高めるためにわざとケツ周りから下をつけなかったのでしょうか、そのように見えます。

こう見ていくとどちらの選手も筋量はあるので筋肉量はしっかり必要であると考えられます。

ただ、必要な場所にしっかりついているかどうかの違いではあるのかなと感じます。

先ほど書いた通り、腕を振る能力と脚を前後に動かす能力が重要です、その点ジェイゴブスさんは必要な場所にフォーカスして筋肉をつけていたのでベンさんほど筋肉がついていないように感じたのではないかなと思いました。

基本、人はこの人筋肉ついてるわぁって感じるときって上半身の皮下脂肪が薄いじゃないですか、ジェイコブスさんも皮下脂肪が薄かったら肉塊って呼ばれてると思うぐらい筋肉量ありますよ。

結論としては筋肉量は必要であるが、競技に必要な部位に筋肉量はあるべきである、といった感じでどうでしょうか?

考えるとベンさんは四頭筋よりもケツの筋肉を鍛えるべきだったし、ジェイさんは皮下脂肪を落としてたら速かったんじゃない?

と競技素人が思いましたw

ではまた~ノシ

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